子どものADHD【どんな症状がある?】

子どものADHD 解説

ADHDの診断基準には、子どものときにADHDの症状が見られたかどうかが挙げられます。
子ども時代のADHDにはどのような症状や特徴があるのか、見ていきましょう。

乳児期・幼児期・児童期の症状

乳児期

ADHDは幼児期になるまで、気づかれないことが多いですが、音や光などのの刺激に敏感で、環境の変化に混乱しやすい、動きが大きい、睡眠時間が短い、よく泣くなど「育てにくい子供」であることが多い傾向にあります。

幼児期

幼児期には、外出時に気になるものが目に入ると、それにつられてしまい、しばしば迷子になることがあります。

また、話しかけても外の景色や周囲の音など、ほかの事に気を取られて、話を集中して聴くことができないことや、ぼんやししていて指示に気づかないこともあります。

小児期

就学後は、多動や不注意の症状に加えて、感情面での不安定さや衝動性、運動面での不器用さが見られることが多いです。

知能は平均以上であるにもかかわらず、ASD(自閉症スペクトラム障がい)やLD(学習障がい)、ディスレクシア(読字障がい)が見られるケースもあり、このような場合にはADHDの症状と重なる部分が多いために、鑑別が難しくなります。

例えば、ASDにおいても、ADHDと同様の衝動的・攻撃的な行動を伴いやすく、常識から外れた行動を起こしやすいという面で、ADHDとASDの区別は難しいのです。

小児期におけるADHDの多動は、落ち着かず体の一部を動かしてしまう程度のものから、常にじっとしていられず授業中に立ち歩いてしまうレベルまで、さまざまです。
多動の程度が大きいと、いわゆる「問題児」として扱われ、時として学級崩壊の一因になってしまうこともあります。

子どものADHDの特徴

子どものADHDの衝動性から、他の児童や家族に対して攻撃的になり、普段はおとなしいにも関わらず、ささいなやり取りから「キレて」つい手を出してしまうなど、暴力的となり、学校や家庭で問題となるケースも見られます。

反抗的な態度を示すことも多く、学校生活でさまざまなトラブルを起こしやすいのですが、ADHDに理解のない教師の敵対的な反応や、本人の自尊心の低下によって、一度学校で不適応を起こしてしまうと、反社会的な行動や自己破壊的な行動につながってしまう可能性があるため、注意が必要です。

また、対人関係でミスを重ねたり、不適切な発言を繰り返してしまうことによって、次第に浮いた存在になりやすく、周囲からは「少し変わった子ども」とみなされることが多いようです。

ADHDの子どもは「爆発的」であることが多く、イライラしやすく、ささいなことで怒りを爆発させることがあります。それに加えて、情緒不安定であるために、気分や行動が変わりやすく、予想しにくいのです。

児童期以降になると、学校や家庭生活において、不注意の症状が目立つようになることが多くあります。
忘れ物が多かったり、よく物をなくてしまったりします。
また、現在行っていることに関係のない音や目に入る物体に気をとられてしまい、そちらに注意が向く傾向があるため、ケアレスミスを犯しやすくなってしまいます。

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